建材・不燃ボード
■不燃段ボールボード施工 耐火性能比較
燃焼実験開始
加熱温度:トーチバーナー 約1,000℃
加熱時間:20分間
通常施工
裏面に高熱が伝わり「スタイロフォーム」が溶け出している
不燃段ボールボード施工
高熱の伝導を遮断し「スタイロフォーム」には全く影響がない。
国土交通大臣認可証
■詳細資料
1.材料名
アルミニウム合金はく張/四ほう酸ナトリウム系薬剤処理段ボール
2.仕様の計上・寸法等
仕様の形状・寸法を表1に示す。
項目 | 仕 様 |
形状 | 平板 |
表面の形状 | 平滑 |
厚さ | 8.01(+-0.9)mm |
質量 | 1305.98(+-130.27)g/㎡ |
3.仕様の材料構成
仕様の材料構成を表2に示す。
項目 | 仕 様 |
アルミニウム合金はく |
厚さ0.012(+-0.001)mm |
接着剤(けい酸ナトリウム系) | 質量40.75(+-4)g/㎡(固形量) けい酸ナトリウム100質量% |
四ほう酸ナトリウム系薬剤処理ダンボール |
厚さ8.0(+-0.9)mm 段ボール: 段ボール用ライナ(1層目): 接着剤(でんぷん系)(1層目): 段ボール用中芯(1層目): 接着剤(でんぷん系)(2層目): 段ボール用ライナ(2層目): 接着剤(でんぷん系)(3層目): 段ボール用中芯(2層目): 接着剤(でんぷん系)(4層目): 段ボール用ライナ(3層目): 難燃剤(四ほう酸ナトリウム): |
4.仕様の断面図
仕様の断面図を図1に示す。 単位mm
5.注意事項
本申請仕様を施工するに当たっては、本申請仕様の材料が表面のアルミニウム合金はく及びその輝面によって防火性能を担保していることを踏まえて配置し、かつ材料端部及び目地部の処理を適切に行う必要がある。また、所定の防火性能が損なわれないようにアルミニウム合金はく及びその輝き面の性状を適切に維持管理する必要がある。
性能評価書
■参考資料 性能評価試験報告書(17EL908)
第17EL908号
受付日:平成30年3月5日
試験名称 | 建築基準法第2条第九号の認定に係る不燃材料の防火性能試験 | ||||
申請者 | 会社名:株式会社 北都建設 謝罪地:宮城県仙台市泉区実沢八乙女鬼田1-6-107 B15L |
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試験体 |
材料名:アルミニウム合金はく張/四ほう酸ナトリウム系薬剤処理段ボール 材料構成: |
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試験方法 | (一財)建材試験センターが定めた「防耐火性能試験・評価業務方法書」の不燃性能試験・評価方法に基づく発熱性試験。 加熱時間20分、設定輻射熱量50kW/㎡、排気ガス流量速度0.024m3/s (一財)建材試験センターが定めた「防耐火性能試験・評価業務方法書」の不燃性能試験・評価方法に基づくガス有害性試験。 加熱時間6分、主熱源1.5kW、副熱源0.35L/min 空気流量:一次3.5L/min、二次25.0L/min |
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試験結果 | 発熱性試験 | 試験体記号 | A1 | A2 | A3 |
試験年月日 | 平成30年3月6日 | 平成30年3月6日 | 平成30年3月6日 | ||
試験体の大きさ mm | 99×99 | 99×99 | 99×99 | ||
試験体の厚さ mm | 8.0 | 7.9 | 8.2 | ||
試験体の質量 g | 12.4 | 12.6 | 13.5 | ||
発熱速度及び総発熱量曲線 | 別図1に示す | 別図2に示す | 別図3に示す | ||
20分間の総発熱量 MJ/㎡ | 0.6 | 0.3 | 0.2 | ||
最高発熱速度 kW/㎡ | 3.6 | 2.1 | 2.4 | ||
200kW/㎡超過継続時間 s | 0 | 0 | 0 | ||
防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴の有無 | なし | なし | なし | ||
着炎時間 s | - | - | - | ||
消火時間 s | - | - | - | ||
判 定 | 合格 | 合格 | 合格 |
試験結果 | ガス有害性試験 | 試験体記号 | A4 | A5 | |
試験年月日 | 平成30年3月16日 | 平成30年3月16日 | |||
試験体の大きさ mm | 220×220 | 220×220 | |||
試験体の厚さ mm | 7.9 | 7.9 | |||
試験体の質量 g | 61.0 | 59.2 | |||
マウス系・性 | dd系・♀ | dd系・♀ | |||
マウス平均質量 g | 20.8 | 20.7 | |||
マウス行動記録 | 別図4に示す | 別図5に示す | |||
χ min | 14.95 | 14.88 | |||
σ min | 0.13 | 0.33 | |||
χs min | 14.82 | 14.55 | |||
排気・披検箱内温度曲線 |
別図6に示す |
別図7に示す | |||
排気最高温度℃ | 198 | 205 | |||
被検箱内温度℃ | 初期 | 24.4 | 25.3 | ||
最高 | 24.9 | 25.4 | |||
加熱減量 g | 18.4 | 19.1 | |||
判 定 | 合格 | 合格 | |||
(備考) ・標準板の排気温度曲線を別図8に示す。 |
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試験期間 | 平成30年 3月 6日 〜 16日 | ||||
担当者 | 防耐火グループ 統括リーダー 白岩昌幸 統括リーダー代理 内川恒知 主幹 箕輪英信 髙橋一徳(主担当) |
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試験場所 | 中央試験所 |